プロが伝える特注金物選びの極意と納まり事例10選―オーダーメイド金物の不安を解消!
「特注の金物を検討しているけれど、どのように選んだらいいのか分からない」「納まりや図面、加工・取付の流れが不安」「理想通りにオーダーメイドできるか心配」――そんな悩みをお持ちではありませんか?
実際、建築金具や金物納まりは専門的な知識が必要で、初めての方にはハードルが高く感じるもの。ですが、正しい選び方やポイントを知れば、理想通りの仕上がりを実現できます。
本記事では、特注金物の基本から納まり図面、現場施工や寸法調整、素材選定のコツまで、初心者にも分かりやすく解説。実際の事例10選も交えて、失敗しないオーダーメイド金物選びの極意をお伝えします。
これを読めばきっと、不安が解消され、安心して理想の空間づくりに踏み出せます。
特注金物とは?―基本知識とオーダーメイドの魅力
特注金物(オーダーメイド金物)とは
特注金物とは、建築現場やインテリア、外構工事などで使用される、既製品では対応しきれないサイズや形状、機能・意匠を持った金属製のパーツや部品を、オーダーメイドで製作したものを指します。
例えば、手すり、階段、カウンター金具、サイン、棚受け、パネル用フレーム、雨どい部材など、用途や設置場所に合わせて一点物で作られるのが特徴です。
特注金物が必要になる主なシーン
- 既製品ではサイズや形状が合わないとき(寸法調整が必要)
- デザイン性を重視し、空間に調和したオリジナルパーツが欲しいとき
- 特殊な機能や耐久性、強度が求められるとき
- 現場ごとに異なる納まりが求められるとき(取付納まりの自由度が高い)
特注金物のメリット
- 理想のデザインやサイズを形にできる
- 現場にぴったり納まるため施工性が良い
- 耐久性や安全性を高める選択肢が広がる
- 空間の価値やオリジナリティを高められる
特注金物の種類と主な用途
代表的な特注金物の例
- 手すり、階段・スロープの金物
- ガラスパーテーションのフレーム・クランプ
- サイン金具・装飾パネル金物
- カウンター・棚受け金物
- 防災・防犯用の金物(柵、格子など)
- 建築金具全般(ドアハンドル、フック、吊り金具など)
これらは建築現場だけでなく、店舗・ホテル・オフィス・住宅などさまざまな空間で活躍しています。
素材選定のポイント
特注金物に用いられる主な素材には以下のようなものがあります。
- ステンレス: サビに強く、耐久性・清掃性も高い。外部や水回りにおすすめ
- スチール(鉄): 強度が高く、コストを抑えやすい。塗装やメッキ仕上げで多彩な意匠が可能
- アルミ: 軽量で加工性が高い。大きなパネルや軽量構造部材に向く
- 真鍮・銅: 高級感のある仕上げ。アンティーク調や意匠性重視の場合に
使う場所や目的、デザイン・コスト・メンテナンス性を総合して素材を選ぶことが大切です。
特注金物の「納まり」とは?納まり図面の重要性
納まり(取付納まり)とは
「納まり」とは、金物をどのように建築本体や他部材と接続し、設置するのか、その収まり方やディテールのことを指します。
例えば、壁・天井・床への取付方法や、他の材料(木部・ガラス・石材)との接合部、ボルトやビスの位置・隠し方までが「納まり」です。
納まり図面の役割
特注金物を失敗なく仕上げる一番のポイントは「納まり図面」をしっかり制作すること。
納まり図面とは、金物の寸法や形状、他部材との取合い、取付方法や見え方を詳細に記した設計図で、発注から製作、施工までの共通認識となります。
- 現場の状況に合わせて寸法調整がしやすい
- 仕上がりイメージを事前に確認できる
- 製作や取付ミス・トラブルを防げる
納まり図面があれば、オーダーメイド金物でもイメージ通り、現場にぴったり納めることができます。
納まりでトラブルになりやすいポイント
- 寸法が現場と合わず、取付できない・隙間が生じる
- 他部材との干渉(壁や扉の開閉に支障)
- 想定外のビス露出や仕上げ不良
- 強度や安全性が不足する納まり
これらは事前の納まり検討・図面作成でほぼ防ぐことができます。
特注金物の発注から施工までの流れ
1. ヒアリング・要件整理
まず、どんな用途で、どんな意匠やサイズが必要か、現場の状況はどうかなど要件を整理します。
この段階で以下を明確にしておくとスムーズです。
- 設置場所とサイズ(寸法取り)
- デザインや仕上げイメージ(参考写真・スケッチ)
- 機能要件(耐荷重・安全基準など)
- 予算・納期
2. 納まり図面作成・現場採寸
プロの金物業者や設計者が、現場で採寸し、納まり図面を作成します。
このとき、建築本体や周囲の仕上げとの関係性を細かくチェックし、必要なら現場で仮合わせも行います。
3. 金物加工・製作
確定した図面をもとに、金物加工職人が一品ずつ丁寧に製作。
溶接・曲げ・切削・研磨・塗装など、用途や素材に合わせた技術が求められます。
4. 現場施工・取付納まり
完成した金物を現場に運び込み、取付納まりを確認しながら施工します。
取付時は、壁や床との取り合い、寸法調整、安全性や美観まで細かくチェック。必要に応じ現場で微調整も行われます。
5. 完成・最終チェック
仕上がりを施主・設計者とともに確認。不具合やイメージ違いがないか最終チェックし、問題なければ引き渡しとなります。
プロが教える!特注金物選びのポイント
1. 依頼先は「金物加工」と「現場施工」両方に強い業者を選ぶ
特注金物は、加工技術だけでなく、現場での納まりや施工ノウハウが不可欠です。
図面通りに作っても現場で納まらない…というトラブルを避けるため、現場対応力のある業者を選びましょう。
2. 納まり図面やサンプル確認をしっかり
「図面が読めない」「イメージが湧かない」という初心者の方も多いですが、遠慮せず業者に納まり図面や実物サンプル、仕上げ見本を見せてもらいましょう。
分からない点は何度でも質問することが大切です。
3. 寸法調整・現場採寸をきちんと依頼
既存建物の場合、壁や床の微妙なズレ・歪みがあることも。
現場での正確な採寸・寸法調整を依頼し、納まりの誤差を防ぎましょう。
4. 素材選定と仕上げ方法
用途や設置場所に応じて、最適な素材と仕上げ方法(塗装、メッキ、研磨など)を選びましょう。
外部や水回りはステンレス、コスト重視はスチール+塗装、意匠重視は真鍮や特殊焼付塗装など、業者と相談しながら決めるのがおすすめです。
5. コスト・納期も事前に確認
特注金物は材料費だけでなく加工費、運搬費、現場施工費などがかかります。
初めに見積もりをしっかり取り、予算と納期のバランスを検討しましょう。
金物選びのチェックリスト
- どのような用途・機能を期待しているか
- 設置場所の寸法・現場状況を正しく把握したか
- 希望するデザイン・仕上げを伝えたか
- 納まり図面やサンプルを事前に確認したか
- 素材選定・メンテナンス性も考慮したか
- コスト・納期・施工体制に納得したか
失敗しない特注金物の納まり事例10選
ここで実際にプロが手がけた特注金物の納まり事例を用途別に10例ご紹介します。
それぞれのポイントや注意点も合わせて解説しますので、イメージ作りや業者との打ち合わせに役立ててください。
1. ステンレス製手すり(屋外階段)
オーダーメイドで角度や長さを現場に合わせて製作。溶接仕上げのため継ぎ目が目立たず、美しい納まりになります。
ポイント:外部なのでサビに強いステンレスを選定。アンカー取付部は現場施工時にしっかり防水処理。
2. 棚受け金物(店舗什器)
商品陳列棚を支える金物を、スチール製+焼付塗装で特注。壁との取合い部分は隠しビス納まりとし、デザイン性を高めました。
ポイント:重さを考慮し、耐荷重とビス位置を事前にチェック。納まり図面で施工業者と共有。
3. 真鍮サイン金物(エントランス)
高級感ある真鍮素材で、オリジナル書体のサインを制作。壁面取付金具も金物納まりで隠し、すっきりとした演出。
ポイント:真鍮は経年変化で色合いが変わるため、仕上げの選択肢(クリア塗装など)も検討。
4. ガラスパーテーションフレーム(オフィス)
アルミ押出材を使用したフレームを特注加工。ガラスの厚みや床・天井との納まりを図面で詳細に検討し、現場にぴったり納まるよう調整。
ポイント:動線や視線の抜けも意識し、フレームの見付幅・仕上げ色も打ち合わせ。
5. カウンター金物(飲食店)
L型金物を特注し、木製カウンターと石壁の取り合い部分に設置。耐水性を考えステンレスヘアライン仕上げを選択。
ポイント:カウンター下地の状況を現場で確認、ビス止め位置と強度の確保が重要。
6. 吊り戸棚用ブラケット金物(住宅)
限られたスペースに合わせて、スリムなブラケットをオーダー。壁の下地状況に合わせてアンカー位置を調整、現場で微調整も可能に。
ポイント:荷重分散の設計や、下地検査が成功のカギ。
7. 階段パネルの固定金物(商業施設)
大型階段のパネルを安全に固定するため、スチール製の特注ブラケットを設計・製作。納まり図面でボルト・ピッチやクリアランスを明示。
ポイント:現場施工時は安全対策を徹底し、ボルトゆるみ防止も必須。
8. 石材天板の支持金物(ホテルロビー)
重たい石材をしっかり支えるため、スチール+亜鉛メッキの支持金物を製作。石材の厚みや下地の強度を加味し納まりを設計。
ポイント:石材との接触部は吸振材を挟み、破損や音鳴りを防止。
9. 格子・ルーバー金物(外構)
アルミ製ルーバーを特注し、建物外壁に設置。風通しと目隠し効果を両立する納まりを追求。
ポイント:外部使用なので、腐食防止のため素材・表面処理を入念に選択。固定方法も慎重に検討。
10. フック・吊り金具(ギャラリー)
アート作品を吊るすための金具を、天井構造や荷重に合わせて一点ずつ製作。美観を損なわないよう極力目立たない納まりに仕上げ。
ポイント:安全荷重の検証と、抜け止め機構の設計が大切。
特注金物でよくある疑問と不安の解消Q&A
Q1. オーダーメイド金物は高い?
既製品に比べるとコストは上がりがちですが、用途や素材、仕上げを調整することで予算に合わせた提案が可能です。業者に率直に要望と予算を伝え、見積もりを複数パターンもらいましょう。
Q2. 寸法間違いや現場での不具合が心配…
現場採寸と納まり図面の綿密な作成がミス防止のカギ。信頼できる業者に依頼し、不安な部分は都度確認・相談することでトラブルを防げます。
Q3. 素材選びに迷ったら?
設置場所の環境(室内外・水回り)、荷重、意匠性、メンテナンス性を整理し、プロに相談しましょう。サンプルや実際の事例を見せてもらうのも有効です。
Q4. 急ぎの案件や短納期にも対応できる?
業者によっては短納期の特急対応も可能です。ただし、図面承認や現場調整の時間が必要なため、早めに相談し、スケジュールをしっかり確認しましょう。
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まとめ:安心して特注金物を依頼するために
特注金物は、空間にぴったりの意匠や機能性を実現できる反面、寸法や納まり、施工方法など専門的な調整が欠かせません。
でも、この記事でご紹介した選び方や注意点、実際の事例を参考にすれば、初心者の方でも安心して理想の金物をオーダーメイドできます。
不安な点は些細なことでもプロに相談し、納得いくまで打ち合わせを重ねることが成功の秘訣です。
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