内装解体の規模別料金を徹底解説!費用相場・見積もり事例と失敗しない業者選びのコツ

内装解体の費用はどれくらい?規模別・用途別の料金相場と業者選びのポイントを解説

「内装解体を検討しているけど、費用がどれくらいかかるかわからなくて不安…」「規模や物件のタイプによってどんな違いがあるの?」とお悩みではありませんか?初めての内装解体は、金額の目安がつかみにくく、失敗したくない気持ちが強くなるものです。この記事では、内装解体の料金相場を規模や物件タイプごとに詳しく解説し、見積もり例や業者選びの注意点までわかりやすくご案内します。読めば、自分のケースに合った費用感や失敗しないポイントがつかめ、不安を解消して一歩前に進めます。

内装解体とは?基本知識をやさしく解説

まず「内装解体」とは、建物本体(構造躯体)は残しつつ、内側の壁・床・天井・設備などを取り除く工事のことです。店舗や事務所、マンション、一戸建てなど幅広い建物で行われます。
解体の目的は、原状回復(退去時)、リフォームやリノベーション、業態変更、設備の刷新などさまざまです。

  • 建物の強度に影響しない範囲で行われます
  • 廃材の分別・処分、近隣への配慮も重要です
  • 原状回復義務がある賃貸物件では、原状復旧工事とも呼ばれます

「内装解体=全て壊す」と誤解されがちですが、必要な部分だけを適切に取り除き、次の利用や工事につなげる重要なステップです。

内装解体の費用は何で決まる?ポイントを解説

内装解体の料金は「規模」「物件の種類」「作業内容」「現場状況」などさまざまな要素で決まります。
まずは主な費用決定要素を押さえておきましょう。

  • 解体する面積(㎡数)
  • 建物用途(事務所・店舗・マンション・一戸建て)
  • 解体範囲(スケルトン解体*全撤去/一部解体)
  • 現場の立地・階層(都市部・高層階・駐車場有無など)
  • 廃棄物の量・内容(産業廃棄物の分別、特殊な素材の有無)
  • 養生や近隣対策の必要性(共用部や近隣住宅との距離など)

このように一律ではなく、現場ごとに見積もりされるのが一般的です。一方で、規模や物件タイプごとに「だいたいの相場感」が存在します。次章から具体的な数値を見ていきましょう。

内装解体の規模別費用相場と用語解説

まず「規模」という切り口で内装解体の料金を見ていきます。
一般的に、解体の規模は「小規模・中規模・大規模」に分類されます。1㎡あたりの単価や、おおよその面積ごとの目安を把握しておくと安心です。

小規模内装解体(10㎡・20㎡程度)の費用相場

  • 対象:小さな店舗・事務所の一部、マンションの1部屋やトイレ・キッチンのみなど
  • 費用相場:
    10㎡の場合
    70,000~120,000円程度(1㎡あたり7,000~12,000円)
    20㎡の場合
    140,000~240,000円程度(1㎡あたり7,000~12,000円)
  • 主な内容:間仕切り壁や床材の撤去、簡易的な養生、軽度の廃棄物処分

小規模解体は、作業日数1~2日程度、養生や片付けも比較的簡便です。
トイレやキッチンのみの解体なら数万円~十数万円が目安となります。

中規模内装解体(50㎡程度)の費用相場

  • 対象:小~中型の店舗・事務所全体、マンションの2~3部屋分など
  • 費用相場:
    50㎡の場合
    350,000~600,000円程度(1㎡あたり7,000~12,000円)
  • 主な内容:壁・床・天井の撤去、設備の取り外し、養生範囲の拡大、廃棄物の運搬・処分

中規模解体になると、搬出経路の確保や共用部養生、廃棄物の量増加に注意が必要です。2~4日かかるケースも多く、現場状況により金額に幅が出ます。

大規模内装解体(100㎡超)の費用相場

  • 対象:大型店舗・広い事務所、マンション1フロア、一戸建て丸ごとなど
  • 費用相場:
    1,000,000円~2,500,000円程度(100㎡の場合:1㎡あたり10,000~25,000円)
    規模が大きいほど、全体単価が上がる傾向も
  • 主な内容:全スケルトン解体(配管・ダクトの撤去含む)、綿密な養生、エレベーター利用、廃棄物分別と大量処分

大規模になると、事前の打ち合わせや工程管理が極めて重要です。近隣説明や管理組合への届け出、法令のチェックも欠かせません。

物件種類別:事務所・店舗・マンション・一戸建ての内装解体費用

同じ面積でも、物件の用途(事務所・店舗・マンション・一戸建て)ごとに単価や工事内容は異なります。それぞれの特徴と規模別料金の目安をまとめます。

事務所の内装解体:規模別料金相場

  • 小規模(10~20㎡)… 100,000~250,000円
  • 中規模(20~50㎡)… 250,000~550,000円
  • 大規模(50㎡~100㎡超)… 600,000円~2,000,000円

事務所は、間仕切り壁やOAフロア、照明・空調設備の撤去が必要なケースが多いです。床下配線や什器の処分も発生することがあり、追加費用に注意しましょう。

店舗の内装解体:規模別費用相場

  • 小規模店舗(10~20㎡)… 120,000~300,000円
  • 中規模店舗(20~50㎡)… 300,000~700,000円
  • 大規模店舗(50㎡~100㎡超)… 700,000円~2,500,000円

店舗は装飾や什器、厨房機器、グリストラップなど特有の設備が多く、解体・運搬・分別の手間がUPします。飲食店は油汚れや臭い対策、サロンは水回り設備など、業態ごとに追加工事が発生する場合もあります。

マンション内装解体:規模別相場

  • 小規模(10~20㎡)… 80,000~200,000円
  • 中規模(20~50㎡)… 200,000~600,000円
  • 大規模(50㎡~100㎡超)… 600,000円~2,000,000円

マンションは共用部の養生や、搬出経路の確保(エレベーター・階段)など、戸建てより手間がかかることがあります。管理組合への届け出や工事時間帯の制約も多いため、事前確認が不可欠です。

一戸建ての内装解体:規模別料金

  • 小規模(10~20㎡)… 100,000~220,000円
  • 中規模(20~50㎡)… 220,000~600,000円
  • 大規模(50㎡~100㎡超)… 600,000円~2,000,000円

一戸建ては、搬出経路が確保しやすく、養生範囲も比較的限定されるためコストダウンしやすい傾向です。ただし古い住宅では、アスベストや石膏ボードなど特殊な廃棄物が出た場合は追加費用が発生しやすいので要注意です。

面積別(10㎡・20㎡・50㎡)の内装解体費用相場は?

ここまでの内容を整理し、実際の「面積別」の料金相場を具体的にまとめます。ご自身のケースに近い規模を確認しましょう。

  • 10㎡:70,000~120,000円
    トイレ、キッチン、事務所や店舗の一部、個室の原状回復に最適な規模です。
  • 20㎡:140,000~240,000円
    ワンルームや小規模オフィス、店舗の一部など。養生や運搬の手間が加わると単価はアップします。
  • 50㎡:350,000~600,000円
    1LDK~2LDKの住居全体、店舗・事務所の全面解体など。間仕切り・設備撤去も増え、廃棄物量も多くなります。

面積が大きくなるほど、1㎡あたり単価がやや下がることもありますが、工事内容・現場状況次第で大きく変動します。必ず現場調査・見積もりを受け、明細を確認しましょう。

【見積もり事例】よくある内装解体ケースと費用明細

実際に多い内装解体の見積もり事例を紹介します。各項目がどう積み上がっているか参考にしてください。

事例1:マンションの1LDK(40㎡)全解体

  • 内装解体工事(壁・床・天井撤去)… 320,000円
  • 廃材の運搬・処分費… 100,000円
  • 搬出・養生費… 50,000円
  • 合計:470,000円

水回り設備の撤去や、管理組合への申請・工事届も別途必要となることがあります。

事例2:10㎡の小規模店舗部分解体

  • 間仕切り壁撤去… 40,000円
  • 床材撤去… 25,000円
  • 廃材処分… 16,000円
  • 諸経費(養生・管理・片付け)… 10,000円
  • 合計:91,000円

小規模でも養生や廃棄物の分別にコストがかかります。最低工事金額を設定している業者も多いため、極小規模の場合は割高になることも。

事例3:一戸建て(80㎡)の全面スケルトン解体

  • 内装全撤去… 1,200,000円
  • 設備撤去(キッチン・トイレ・風呂)… 250,000円
  • 特別廃棄物処分(アスベスト含有建材)… 300,000円
  • 養生・近隣対応… 100,000円
  • 合計:1,850,000円

築年数が古い一戸建ては、予想外の追加費用が発生しやすいので注意が必要です。

失敗しない内装解体業者選びのコツ

「安いから」と安易に業者を決めてしまうと、後々のトラブルや追加請求の原因になります。失敗を防ぐために、次のポイントを必ずチェックしましょう。

  • 現地調査をしっかり行い、丁寧な見積もりを出してくれるか
  • 見積書の明細が明確か(項目ごとの内訳があるか)
  • 許可証・各種資格(解体工事業、産廃収集運搬業など)を持っているか
  • 口コミや実績、施工事例が公開されているか
  • 追加費用が発生する条件や作業範囲の説明があるか
  • 近隣への配慮や、養生・安全対策をどこまでしてくれるか
  • 自社施工なのか(下請け業者任せの場合はトラブルが発生しやすい)

特に「現地調査をせずに電話やメールだけで金額を出す業者」は避けましょう。現場状況によって費用は大きく変わるため、しっかり現地を見て説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

業者選びチェックリスト

  • 現地調査は必須か?無料か?
  • 見積書は詳細か?作業範囲・廃棄物・諸経費が明記されているか?
  • 施工体制(自社施工・元請け・下請けの有無)
  • 保険加入状況(工事損害保険など)
  • 契約書・工事工程表の提示があるか
  • 工事後のアフターフォローや不具合対応

複数社から見積もりを取り、金額だけでなく対応の丁寧さや説明力も比較しましょう。

内装解体の費用を抑えるコツ・注意点

内装解体はコストがかかる工事ですが、工夫次第で費用を抑えることも可能です。知っておきたいポイント・注意点を解説します。

  • 不要な部分だけを解体する(部分解体も選択肢に)
  • 什器や設備のリユース・下取りを検討する
  • 自分でできる範囲の片付け・撤去を事前に進めておく
  • 工事時期を調整(繁忙期を避けると値引き交渉がしやすい)
  • 業者としっかり打ち合わせし、追加工事が出ないよう事前に確認

一方で、費用を優先しすぎて無許可業者や格安業者を選ぶと、廃棄物が不法投棄されたり、近隣トラブルになるリスクも。
「適正価格」と「信頼できる対応」の両方を重視しましょう。

【よくある疑問Q&A】内装解体工事の不安・疑問に答えます

Q. 工事中の近隣トラブルの心配は?

A. 内装解体は騒音・振動・粉塵が発生します。きちんとした業者なら、事前の近隣挨拶、養生や防音対策、工事時間帯の調整など、最大限の配慮をしてくれます。不安な場合は業者に「近隣対策について具体的にどう行うか」確認しましょう。

Q. 工事中に追加費用が発生することは?

A. 可能性があります。解体して初めて分かる問題(床下の腐食、アスベスト、配管の劣化など)は追加費用になる場合が多いです。初回見積もり時に「追加費用が発生するケース」「追加の単価や想定範囲」を説明してもらい、書面で残しましょう。

Q. 廃棄物の処分方法は?違法にならない?

A. 建設廃棄物は産業廃棄物として適切に分別・処分する義務があります。許可業者でなければ処分できません。不法投棄や不適切処理があった場合、依頼者側も責任を問われることがあります。必ず「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者に依頼しましょう。

Q. 原状回復の範囲はどう決める?

A. 賃貸契約書や管理規約で「どこまで戻せばよいか」明記されている場合が多いです。曖昧な場合は、貸主・管理会社とよく相談し、範囲を明確にしてから解体業者に相談しましょう。

Q. 工事後にトラブルが起きたら?

A. 施工不良や近隣への影響など、万が一のトラブルに備えて、アフターフォローの体制や工事保険の加入を確認しておきましょう。信頼できる業者は責任を持って対応してくれます。

まとめ・安心して解体工事を進めるために

内装解体の費用は、規模や物件の種類、現場状況によって大きく変動しますが、
本記事で紹介した料金相場や見積もり事例を参考にすれば、ご自身の工事における「適正価格」の目安がつかめるはずです。
業者選びや事前準備で不安な点があれば、一人で悩まずまずはプロに相談を。
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