初めての事務所移設も安心!費用相場・手順・業者選びのポイントと注意点を全解説
事務所の移設を考えているけれど、「何から始めればいいの?」「費用はどれくらいかかる?」「業者選びで失敗したらどうしよう…」と不安に感じていませんか?
初めての事務所移設は、わからないことや心配事が多く、つい後回しにしてしまいがちですよね。
でも、事前にしっかりと流れやポイントを理解すれば、移設作業もスムーズに進めることができます。
この記事では、事務所移設の費用相場や手順、業者選びのコツ、注意点やチェックリストまで、初めての方にも分かりやすく丁寧に解説します。
この記事を読めば、安心して着実に事務所移設の準備を進められるはずです。
事務所移設とは?基礎知識と目的
「事務所移設(オフィス移転)」とは、現在利用している事務所から新しい場所へ拠点を移すことを指します。
事務所移設は事業の拡大や縮小、立地改善、従業員の働きやすさ向上、賃料コストの見直しなど、さまざまな目的で行われます。
主な事務所移設の目的は以下の通りです。
- 業務拡大によるオフィススペースの拡張
- アクセスのよい立地への移転
- 家賃・維持費のコスト削減
- オフィス環境の改善・ブランディング
- 従業員満足度の向上
- 新たなビジネス拠点設立
移設は大きなプロジェクトですが、正しい手順を踏んで計画的に進めれば、企業成長や働きやすい職場作りに大きく貢献するチャンスでもあります。
事務所移設を成功させるためには、費用の見積もりや内訳を正確に把握することが重要です。具体的な費用の詳細を理解することで、計画的な予算管理が可能となります。詳しくは事務所移設の費用相場と内訳の解説をご覧ください。
事務所移設の費用相場と内訳
事務所移設の費用はどれくらい?
事務所移設の費用は、オフィスの広さや移動距離、業者のサービス内容、新旧オフィスの状況によって大きく異なります。
一般的な費用相場(目安)は、1坪あたり3~7万円ほどです。たとえば30坪のオフィスなら、90万円~210万円程度が目安となります。
ただし、これは「引っ越し作業」だけの費用で、実際はさらに内装工事や原状回復費用など、さまざまな費用が発生するため注意が必要です。
費用の主な内訳
- オフィス引越し作業費(荷物搬出・搬入・運搬・設置など)
- 新オフィスの内装・レイアウト工事費
- 電話・LAN・ネットワークなどのインフラ工事費
- 什器・家具の購入、移設費
- 原状回復工事費(退去時の義務)
- 廃棄物処分費(不要什器・書類など)
- 新オフィスの敷金・礼金・仲介手数料
事務所移設 費用を抑えるコツ
- 複数業者から見積もりを取り、内容を比較する
- 繁忙期(3月・9月など)を避けてオフシーズンに移設する
- 不要な什器や書類を事前に整理・廃棄して荷物を減らす
- 内装や設備の「再利用」可能なものを活かす
- 原状回復や内装工事の費用も事前にしっかり確認する
費用を抑えたい場合は、移設に必要な作業範囲を明確にし、見積もりの内訳を細かくチェックすることが重要です。
事務所移設の手順を徹底解説!スケジュール例付き
事務所移設には多くの工程があり、事前の計画がとても大切です。
ここでは、一般的な事務所移設の流れと、初心者の方にも分かりやすいスケジュール例を紹介します。
事務所移設の基本的な手順
- 1. 移設計画の立案(6か月前~)
- 事務所移設の目的や規模、移設時期を明確にする
- プロジェクトチーム・担当者を決める
- 移設先候補のリサーチ・比較
- 2. 新オフィス選定・契約(5か月前~)
- 物件の内覧、立地や条件のチェック
- 賃貸借契約の締結、敷金・礼金・仲介手数料の準備
- 3. レイアウト・内装プランの決定(4か月前~)
- 新オフィスのレイアウト設計
- 内装・設備・家具の選定・業者との打合せ
- 4. 各種手続き準備(3か月前~)
- 移設日程の決定
- 移設業者・内装工事業者の選定と契約
- 電話・ネット回線などインフラ関連の手配
- 各種届出(移転通知、許認可、登記変更など)の準備
- 5. 社内・外部への移設告知(2か月前~)
- 従業員への説明・役割分担
- 取引先・関係各所への移転通知
- 6. 荷造り・原状回復・内装工事(1か月前~)
- 什器・備品・書類などの整理・荷造り
- 不要物の廃棄手配
- 旧オフィスの原状回復工事
- 新オフィスの内装・設備工事
- 7. 引っ越し・新オフィスの設営(1週間前~当日)
- 移設当日のスケジュール確認・最終チェック
- 引っ越し作業(什器・荷物の搬出入・設置)
- IT・ネットワーク機器の設置
- 新オフィスの清掃・最終確認
- 8. 各種届出・アフターフォロー(移設後)
- 移転登記や許認可の住所変更手続き
- 各種サービス・郵便物の転送手続き
- 社内外への移転の周知・案内
- 移設後の不具合・トラブル対応
事務所移設スケジュール例(6か月前スタート)
- 6か月前:移設計画立案、プロジェクトチーム組成
- 5か月前:新オフィス候補選定、物件内覧・契約
- 4か月前:レイアウト・内装プラン決定、業者選定
- 3か月前:インフラ手配、各種届出・社内通知
- 2か月前:荷物整理・廃棄、原状回復準備
- 1か月前:内装・工事、最終準備
- 1週間前:最終確認、荷造り・梱包
- 当日:引っ越し・設営・稼働チェック
- 移設後:登記・届け出、アフターフォロー
早めの計画・段取りが後のトラブル・失敗を防ぐ大切なポイントです。
事務所移設で絶対に押さえておきたい注意点
事務所移設は多数の工程が絡み、思わぬトラブルや追加費用が発生しやすいものです。
ありがちな失敗例と、事前に気をつけたい注意点を具体的に紹介します。
事務所移設の基本的な手順を理解した上で、具体的な準備や注意点を把握することが重要です。詳細なスケジュール管理や関係者との連携を円滑に進めるために、事務所移設の基本的な手順の解説を参考にするとよいでしょう。
事務所移設のよくある失敗例
- スケジュールが遅れ、業務に支障が出た
- 予算オーバーで追加費用が発生した
- 必要な設備・配線が間に合わず、業務開始が遅れた
- 原状回復工事の不備で敷金が返還されなかった
- 重要書類・機器の紛失・破損
- 取引先や公的機関への通知忘れによるトラブル
事務所移設で特に注意すべきポイント
- 移設計画をなるべく早めに立てる(6か月前からが理想)
- 移設費用の総額・内訳を事前にしっかり把握
- 業者選びは価格だけでなく、実績・対応力・サポート体制を重視
- ネットワークや電話などインフラの切り替えスケジュールに余裕を持つ
- 原状回復工事の範囲・条件を契約書で必ず確認
- 重要書類やデータの管理・バックアップを徹底
- 従業員・取引先・関係官庁への通知・手続きを漏れなく行う
事務所移設の注意点チェックリスト
- オフィス移設のプロジェクトリーダー・担当者は決まっているか
- 新オフィスの契約条件・入居日・利用開始日を確認したか
- 内装・インフラ工事のスケジュールは余裕を持って組んでいるか
- 移設業者・内装業者の見積もり内訳を細かく確認したか
- 什器・備品・書類の仕分け・廃棄準備はできているか
- 従業員・社外関係者への移転周知は完了しているか
- 移転登記や各種許認可の変更手続き計画を立てているか
- 原状回復工事の内容・範囲・完了日を確認しているか
このチェックリストを活用しながら、「いつ、誰が、何をするか」を明確化しておくことで、トラブルや抜け漏れを防げます。
事務所移設業者選びのコツとおすすめポイント
事務所移設の成否は「業者選び」にかかっています。
価格だけで選んでしまうと、作業品質や対応力の低さで後悔することも。
ここでは、実績豊富な業者の選び方やチェックポイント、業者選びに役立つコツを具体的に紹介します。
事務所移設 業者選びのポイント
- 実績・専門性…オフィス移設の実績・専門ノウハウが豊富か
- サービス範囲…引越し作業だけでなく、内装工事やネットワーク工事もワンストップ対応可能か
- サポート体制…移設前後のアフターフォローやトラブル時の対応力
- 見積もりの明瞭さ…費用内訳が分かりやすく、追加費用の有無が明記されているか
- 顧客対応…説明が丁寧で、相談時のレスポンスが早いか
- 口コミ・評判…実際の利用者の声やネット上の口コミをチェック
- 許認可・保険…運送業許可や損害保険加入など、法的に問題がないか
複数業者の比較・見積もりが大切
- 最低3社以上から見積もりを取り、サービス内容・価格・対応を比較しましょう
- 現地調査・下見を依頼し、作業範囲を明確にしてもらう
- 値段だけでなく、「移設の進行管理」「アフターサポート」がしっかりしているかも重視
なお、移設業者によっては内装工事やネットワーク工事、原状回復工事も一括で対応できる場合も多いです。ワンストップで依頼できる業者を選べば、各工程ごとに発注先を分ける煩わしさも減り、スムーズに進行します。
事務所移設おすすめ業者選びのチェックリスト
- 現地調査や見積もり相談に無料で応じてくれるか
- 過去の移設実績や事例を具体的に開示しているか
- 専門スタッフがプロジェクト全体を管理してくれるか
- 内装・ネットワーク・原状回復工事までワンストップ対応が可能か
- 移設完了後のサポートやトラブル時の対応体制があるか
上記のポイントを押さえれば、失敗しない業者選びが可能です。不安な点や要望は、遠慮せず事前にしっかり確認・相談しましょう。
事務所移設チェックリスト~準備から引っ越し当日・アフターまで~
移設準備から当日作業、移設後までの主なチェックポイントを、分かりやすいリストとしてまとめました。
このリストを活用すれば、抜け漏れやトラブルもグッと減らせます。
事務所移設をスムーズに進めるためには、業者選びのポイントを踏まえた上で、計画段階から当日の作業、アフターケアまでの流れを把握することが重要です。具体的な手順や注意点をまとめた事務所移設チェックリストの準備から引っ越し当日・アフターまでの主なポイントを参考にすると、計画的に進めやすくなります。
事務所移設チェックリスト(例)
- 移設計画・準備
- 移設の目的・スケジュール・予算を明確化
- 担当者・プロジェクトチームの決定
- 業者選定・見積もり取得
- 新オフィスの契約・レイアウトプラン作成
- 社内・社外通知
- 従業員への説明・役割分担
- 取引先・関係機関への移転通知作成・送付
- 郵便物・宅配便の転送手続き
- 各種手続き
- 電話・ネット・電気・水道などのインフラ手配
- 各種許認可・登記・社会保険などの住所変更
- ゴミ・廃棄物処分の手配
- 荷造り・現場作業
- 什器・備品・書類の整理、ラベル付け・梱包
- 重要書類・データのバックアップ・保管
- 旧オフィスの原状回復工事・清掃
- 新オフィスの内装・設備工事・清掃
- 引っ越し当日
- 引越し作業の立ち合い・指示・最終確認
- 什器・荷物・機器の設置
- ネットワーク・電話の動作チェック
- 新オフィスの施錠・安全管理
- 移設後のチェック
- 荷物・設備・機器の破損・紛失確認
- 業務再開準備・動作テスト
- アフターサポート・トラブル対応の確認
- 取引先・関係先への移転完了の案内
事前にこのリストをもとに「いつ・誰が・何をするか」を可視化した進行表(ガントチャートなど)を作成しておくと、全体の流れが把握しやすくなります。
まとめ:事務所移設は段取りと信頼できる業者選びがカギ!
事務所移設は「やることが多いし、失敗できない」というプレッシャーも大きいですが、しっかりとした計画と、信頼できるプロのサポートさえあれば、きっと理想のオフィス移設が実現します。
この記事でご紹介した費用相場や移設手順、注意点、業者選びのコツ、チェックリストを参考に、一つひとつ段取り良く進めれば、トラブルを最小限に抑えてスムーズな移設ができます。
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