失敗しない浴室水栓交換のポイント5選|プロが教える費用と手順・選び方ガイド

初心者でも安心!浴室水栓の交換を成功させる秘訣とプロ直伝の選び方・費用・手順

「浴室の水栓から水がポタポタ…」「そろそろ新しい水栓に交換したいけれど、DIYでやってみるのは不安…」こんな悩みをお持ちではありませんか?
水まわりのトラブルやリフォームは、初めての方にとってハードルが高く感じるものです。でも実は、ポイントさえ押さえれば浴室水栓の交換はDIYでもチャレンジできる作業です。
このガイドでは、浴室水栓の基本知識から、必要な工具や実際の交換手順、費用相場、メーカーの選び方、そして節水効果や失敗しないコツまで、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。不安や疑問を一つずつ解消し、安心して行動できるようお手伝いします。

浴室水栓交換の基礎知識|なぜ交換が必要?どんな種類がある?

水栓交換が必要になる主なサイン

浴室の水栓は日々使うもので、経年劣化や使用頻度によって不具合が起こります。特にこんなサインがあれば交換時期かもしれません。

  • ハンドルやレバーの動きが固くなった・空回りする
  • ポタポタと水漏れが止まらない
  • 切り替えレバーの操作でシャワーや吐水が切り替わらない
  • 本体や配管からの水漏れがある
  • 古いデザインで使い勝手が悪い

浴室水栓の主な種類

交換する際は、現在の浴室に合った水栓の種類を知ることが大切です。主なタイプは以下の通りです。

  • 壁付き2ハンドル混合水栓:昔ながらのハンドル操作でお湯と水を混ぜるタイプ。多くのマンション・アパートで採用。
  • 壁付きサーモスタット混合水栓:温度調節つまみと吐水切替レバーがあり、温度のブレが少ない。省エネ・節水タイプも多い。
  • デッキ(台)付き水栓:浴槽の縁や洗い場のカウンターに取り付けるタイプ。
  • シャワー混合栓:シャワー専用・浴槽専用の切り替え付きタイプ。

ご自宅の水栓がどのタイプか、事前に確認しておきましょう。

初心者におすすめ!浴室水栓交換の手順と必要な工具

交換前の事前チェックリスト

まず、失敗しないために以下を確認しましょう。

  • 使用中の水栓タイプ(メーカー・型番・設置方法)
  • 取付穴のピッチ(壁付きなら配管の左右中心距離、一般的に120mmまたは170mm)
  • 配管や壁の状態(サビ・劣化・変形がないか)
  • 交換に必要な工具が揃っているか
  • 止水栓または元栓の位置と閉め方

これらを事前に確認しておくと、作業がスムーズに進みます。

DIYで必要な工具と部材

水栓交換には以下の工具があると安心です。

  • モンキーレンチ(2本あると便利)
  • ウォーターポンププライヤー
  • マイナスドライバー(止水栓の開閉に使用)
  • シールテープ(配管ネジ部の水漏れ防止)
  • 雑巾・タオル(作業中の水滴拭き取り)
  • バケツ(念のため水受けに)
  • 新品の水栓本体と付属部品

水栓本体にはパッキンやアダプターが同梱されていることが多いですが、念のため内容物を事前にチェックしましょう。

浴室水栓の交換手順

代表的な「壁付き混合水栓」の交換手順を例に説明します。

  1. 止水栓または元栓をしっかり閉める(誤作動・水漏れ防止)
  2. 既設の水栓本体をモンキーレンチで左右均等に外す(配管を傷めないよう慎重に)
  3. 配管のネジ山を掃除し、古いシールテープや汚れを取り除く
  4. 配管のネジ部分に新しいシールテープを巻く(時計回りに5~7回程度)
  5. 新しい水栓本体を左右均等に取り付け、モンキーレンチでしっかり固定
  6. 止水栓または元栓を開けて、通水テスト(水漏れや動作確認)
  7. 各接続部からの水漏れがなければ完了

注意: 狭い浴室や配管が固着している場合は、無理な力をかけないでください。水漏れ時や作業に自信がない場合は無理せずプロに依頼しましょう。

浴室水栓交換の費用相場と、DIY・プロ依頼の比較

DIY交換の費用目安

DIYで水栓を交換する場合、主な費用は以下です。

  • 水栓本体:8,000円~30,000円(タイプ・メーカーによる)
  • 工具類:既に持っている場合は追加費用なし。持っていない場合は2,000円~5,000円程度。
  • シールテープ・パッキン:数百円程度

合計でおよそ10,000円~35,000円程度が目安です。

プロ業者への依頼費用

水栓交換を水道業者やリフォーム会社に依頼した場合の費用は以下の通りです。

  • 工賃のみ:8,000円~15,000円(地域・内容による)
  • 水栓本体を含む場合:15,000円~45,000円程度
  • 緊急対応や特殊作業では追加料金が発生する場合あり

プロに依頼することで、仕上がりや水漏れ保証の安心感が得られるメリットがあります。

DIYとプロ依頼のメリット・デメリット

  • DIYのメリット: 費用を抑えられる、達成感がある、好きなタイミングで作業可能
  • DIYのデメリット: 失敗すると水漏れや損傷のリスク、保証がない、特殊な状況では難易度が上がる
  • プロ依頼のメリット: 仕上がりの品質・保証、水漏れなどのトラブルにも対応可能、作業時間が短い
  • プロ依頼のデメリット: 費用が高くなる、スケジュール調整が必要

どちらを選ぶかは、ご自身のスキルや浴室の状況、ご予算によって判断しましょう。

浴室水栓のメーカー選びとおすすめポイント

主な水栓メーカーと特徴

  • TOTO:日本を代表する衛生陶器メーカー。デザイン性・耐久性・メンテナンス性が高い。
  • LIXIL(INAX):幅広いバリエーションとコストパフォーマンス。節水型やお手入れ簡単タイプが人気。
  • KAKUDAI:機能性と価格のバランスが良い。独自のデザインも展開。
  • SANEI:部品供給が豊富でDIY用パーツも揃う。コストを抑えたい方にもおすすめ。

選ぶ際は同一メーカーで交換すると、サイズや部品の互換性が高くトラブルが少なくなります。

水栓選びのチェックポイント

  • 取付タイプ・配管ピッチ(現在の浴室に適合するか)
  • 温度調節機能(サーモスタット付きなら温度安定&安全)
  • 節水効果(エコシングル・節水シャワーヘッドなど)
  • お手入れのしやすさ(水アカ・カビ防止設計)
  • デザイン・カラー(浴室の雰囲気に合うか)
  • 保証やアフターサービスの有無

実際にショールームや通販サイトのレビューも参考にすると安心です。

節水効果と最新水栓の比較|交換で得られるメリット

節水型水栓の特徴と効果

最近の浴室水栓は「節水効果」を重視した商品が増えています。主な節水機能は以下の通りです。

  • エアインシャワー(空気を混ぜて水量を抑えつつ体感水圧はそのまま)
  • エコシングルレバー(無意識の湯混合を防ぎ、水とお湯をしっかり使い分け)
  • 低流量でもしっかり洗えるシャワーヘッド

これらの機能を活用することで、年間数千円~1万円以上の節水・光熱費削減が期待できます。特に家族が多いご家庭や、長く使う場合は早めの交換がおすすめです。

従来型と節水型水栓の比較

タイプ 従来型水栓 節水型水栓
水量 1分あたり12〜15L程度 1分あたり6〜9L程度に抑制可能
年間水道・ガス代 高め(無駄遣いしがち) 節水・省エネ設計で削減
使い勝手 シンプルだが温度変化や水はねが多い 温度安定&水圧も十分
価格 安価(8,000円~) 若干高め(15,000円~)

初期費用に差があっても、長期的には節水型がお得です。

水漏れ対策と交換時によくあるトラブル&注意点

DIYで多い失敗例とその対策

  • 止水栓を閉め忘れて作業中に水が噴き出す
    →作業前には必ず元栓・止水栓を確認
  • シールテープの巻き方が甘く、接続部から水漏れ
    →ネジ山にしっかり密着するよう、十分に巻く
  • 水栓本体が傾いてしまう、水平が合わない
    →取付時に左右均等・水平に締め付ける
  • 配管のねじ山を傷つけてしまい、新しい水栓が装着できない
    →無理な力をかけず、ゆっくり着脱する
  • 部品が足りない、型が合わず取り付けできない
    →事前に型番・ピッチ・付属品を確認

交換後の水漏れチェックポイント

  • 接続部(配管と水栓本体)がしっかり締め付けられているか
  • シールテープの巻き忘れや、ゆるみがないか
  • 水を流した際に本体やシャワーホースの付け根から水漏れがないか
  • ハンドル・レバーから水が垂れないか

少しでも不安があれば、数日間は使用状況をよく観察しましょう。

こんなときはプロに依頼がおすすめ

  • 配管や壁の劣化・破損がある
  • 浴室のスペースが狭く作業が困難
  • 特殊な水栓や海外製品を設置したい
  • 自分でやるのがどうしても不安

無理にDIYを進めると、後で大きなトラブルになる場合もあります。少しでも心配な場合は、プロの業者に相談してください。

【チェックリスト】浴室水栓交換前に確認すべきポイントまとめ

  • 浴室の水栓タイプ・メーカー・型番を調べたか
  • 配管ピッチや設置可能なスペースを測ったか
  • 交換に必要な工具・部品を揃えたか
  • 新しい水栓は節水型・温度調節機能など希望の条件を満たしているか
  • 作業前に止水栓や元栓を閉める手順を把握しているか
  • 交換後の水漏れチェック方法を確認したか
  • 困ったときの相談先・業者リストを用意したか

これらをしっかり確認してから作業に臨むことで、失敗やトラブルのリスクを大きく減らせます。

まとめ|浴室水栓交換はポイントを押さえれば初心者でも安心!まずは気軽にご相談ください

浴室の水栓交換は、正しい知識と手順を守ればDIYでも十分にチャレンジできる作業です。費用や選び方、節水効果などをしっかり比較検討し、ご自宅にぴったりの水栓を選んでみてください。
もし「やっぱり自分には難しそう」「作業に自信がない」「水漏れや部品選びに不安がある」場合でも大丈夫。
私たちMIRIXは、浴室の水栓交換はもちろん、取り付け・修理・メンテナンスまで、プロならではの安心サポートをご提供しています。
あなたの理想の浴室を、失敗なく・快適に実現するために、ぜひ一度お気軽にご相談ください。きっと「相談してよかった」と感じていただけるはずです!