飲食店開業時にやっておくべき内装工事のポイント7選|厨房・動線・法規対応まで解説
飲食店の成功は、立地や味だけでなく「内装設計の質」で決まるとも言われます。
実際、厨房や客席の動線ミス、換気や水回りの施工不良がオープン後に致命的なトラブルにつながる例は少なくありません。
本記事では、飲食店開業時に押さえておくべき内装工事のポイントを7つにまとめて詳しく解説します。
✅ 1. 厨房レイアウトは「火・水・冷・動線」のバランスが命
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コンロ・シンク・冷蔵庫・作業台の配置は調理効率に直結
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配管・排水勾配も含めた「動線設計」を内装工事前に決めること
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オープンキッチンなら**視線設計(見せる/隠す)**も大切
✅ 2. グリストラップと排水設備の設置条件を確認
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油脂や食材カスを直接下水に流さないための設備(グリストラップ)は飲食業に必須
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物件によっては床上設置・別室設置など制限あり
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配管勾配・定期清掃の導線も考慮が必要
✅ 3. 換気・排気設備は「火力」と「臭い」の対策が重要
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厨房の熱気や臭気は集客・スタッフ定着に大きく影響
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特にラーメン・焼き物・揚げ物系はダクト設計と排気口位置の最適化が鍵
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建物全体の空調バランスに干渉しない設計を行う
✅ 4. 客席・レジの「回遊動線」を先に決める
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ホール・レジ・トイレの動線が交錯すると混雑・事故・回転率低下の原因に
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スタッフ導線と来客動線を分離できるレイアウトが理想
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テーブル配置・照明・サイン設計はブランド体験に直結
✅ 5. 保健所・消防法などの基準に注意
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保健所による厨房の仕切り・手洗い場数・防水処理などの基準あり
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消防法では内装材の不燃性能・避難通路幅などが定められている
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初期設計段階で図面を持参して役所へ事前確認が安心
✅ 6. スケルトン物件の「基礎設備」チェックは必須
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スケルトン状態だと電気容量やガス容量が不足しているケースも多い
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インフラ設備の増設が必要かどうかを施工前に見極めること
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内装費とは別に「給排水引き直し」「電源工事」など追加費用が発生することも
✅ 7. オープン後のメンテナンス性も考慮
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フロアの清掃性(素材・勾配)
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天井裏の配線・配管の点検口の有無
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定期換気フィルター交換のしやすさなど
→ “壊れたら直す”より、“直しやすく設計”がプロの工事
よくある失敗例
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厨房床をフラットにして水が溜まりやすくなる
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排気口の位置を誤り、近隣から臭気クレーム
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客席数にこだわりすぎて狭すぎる導線になりオペレーション低下
まとめ|開業内装は「設計+施工」ができる業者選びが重要
飲食店開業の成功は**“準備段階の設計”にかかっている**といっても過言ではありません。
厨房・ホール・水回り・換気など、空間全体のバランスを見ながら設計・施工できる内装業者に依頼することが失敗を防ぐ第一歩です。
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