初めての電気工事に不安を感じる方へ――安全・安心な工事のために知っておきたい5つのポイント
電気工事や電気配線のことは、普段あまり意識しないものですよね。でも、いざ照明工事やコンセントの増設、ブレーカー交換、漏電修理などが必要になると「どこに頼めば安心?」「費用はどれくらい?」「知識がなくて不安…」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めて電気工事を検討している方に向けて、プロの視点から「安全で確実な電気工事のための5つのポイント」をやさしく解説します。実際に工事を依頼する際の注意点や、見積もり・費用の目安、業者選びのコツまで、疑問や不安をしっかり解消できる内容です。ぜひ最後までお読みいただき、ご自宅やオフィスの電気工事を安心して進めるためにお役立てください。
1. 電気工事は「資格あるプロ」に依頼することが何より大切
なぜ電気工事は自分でやってはいけないの?
「ちょっとした配線くらいなら自分でできそう…」と思う方もいるかもしれません。しかし、電気工事は感電や火災など重大な事故につながる危険性が高く、法的にも「電気工事士」などの有資格者しか行えません。一般の方がDIYで電気工事をすることは、法律で厳しく制限されています。
特に以下のような工事は、必ず有資格者に依頼しましょう。
- 照明器具の新設・移設
- コンセントやスイッチの増設・移設
- 分電盤やブレーカーの交換
- 電気配線の新設や修理
- 漏電修理 など
安心できる電気工事業者の選び方
電気工事業者選びで失敗しないためには、以下の点をしっかりチェックしましょう。
- 電気工事士などの資格を持ったスタッフが在籍しているか
- 国や自治体の登録業者か(「登録電気工事業者」などの表示があるか)
- 実績や口コミが確認できるか
- 見積もりが明朗で、きちんと説明してくれるか
- アフターサービスや保証があるか
資格や登録の有無は、業者のホームページや見積もり時に必ず確認しましょう。少しでも不安に感じる場合は、複数社に相談して比較するのが安心です。
2. 事前のヒアリングと現場調査で「失敗しない」計画を立てる
希望や現状を丁寧に伝えることが大切
「照明を増やしたい」「ブレーカーを交換したい」「部屋が暗いので配線を見直したい」など、要望がある場合は、できるだけ具体的に業者に伝えましょう。また、現状の不便さやご家族のライフスタイル、今後のリフォームや増築の予定なども共有すると、より最適な提案を受けやすくなります。
現場調査で分かること――見積もり前の重要ポイント
電気工事では、実際に現地を見ないと正確な工事方法や費用を算出できません。プロによる現場調査で、次のポイントを確認します。
- 既存の電気配線の状態や経年劣化
- 分電盤やブレーカーの容量・安全性
- 家具や内装の配置、搬入出経路
- ご希望の照明、コンセント、スイッチの位置
- 漏電や劣化がないかの点検
しっかりした業者であれば、現場を見ずに「大体このくらい」と安易に即答することはありません。現場調査をお願いし、気になる点は遠慮せず質問しましょう。
3. 電気工事費用と見積もりの「相場」と「内訳」を理解する
電気工事費用の目安と、費用を左右する要素
電気工事の費用は、工事の種類や規模、建物の構造、配線の距離、使用する部材のグレードなどによって大きく異なります。以下に主な工事の費用相場を示します(あくまで目安です)。
- 照明器具の新設・交換:5,000円~15,000円/箇所
- コンセント増設:8,000円~20,000円/箇所
- スイッチ交換:5,000円~10,000円/箇所
- 分電盤・ブレーカー交換:15,000円~50,000円
- 漏電修理:10,000円~30,000円(状況による)
- 電気配線の新設:20,000円~/回路
実際の費用は、現場の状況やご希望内容によって変動します。必ず「現場調査後の正式見積もり」を確認しましょう。
見積もりの内容と、チェックしたいポイント
見積もり書には、下記項目がきちんと明記されているか確認しましょう。
- 工事内容の詳細(どこで、何を、どう施工するか)
- 材料費と工賃の内訳
- 諸経費(交通費・処分費など)の有無
- 消費税
- 保証やアフターサービスの内容
疑問点や追加費用の可能性について、遠慮せず質問しましょう。「この工事は本当に必要?」と思う項目があれば、その理由やリスクも説明してもらうことが大切です。不明瞭な見積もりや、やたらと安い見積もりは後から追加費用が発生することもあるため注意しましょう。
4. 工事当日の流れと注意点――安全・確実な作業のために
工事当日の主な流れ
電気工事の当日は、次のような流れで進みます。
- 作業前の再打ち合わせ(工事内容や注意事項の最終確認)
- 作業場所の養生(家具や床の保護など)
- ブレーカーのOFF(停電作業)
- 配線・器具の取り付けや交換、修理作業
- 通電テストや漏電チェック
- 作業後の清掃・後片付け
- お客様への工事内容説明、動作確認
工事当日に気を付けたいこと・チェックリスト
- 工事中は必要に応じて電気が使えない時間が発生します。冷蔵庫やパソコン、医療機器などの扱いにご注意ください。
- 作業場所付近の貴重品や壊れやすい物は、事前に移動しておくと安心です。
- ペットや小さなお子様がいる場合は、作業場所に近づかないよう配慮しましょう。
- 作業中、気になることや不明点があれば、その場で必ず確認しましょう。
- 作業完了後は、照明やコンセントなどが正常に使えるか一緒に確認しましょう。
また、工事後には作業保証書や写真記録などを受け取っておくことで、万一のトラブル時にも安心です。
5. 電気工事後の「メンテナンス」と「万一のトラブル」への備え
日常でできる配線・設備のセルフチェック
工事後も、普段から電気設備の異常や劣化に気づけるよう、次のポイントを定期的にチェックしましょう。
- コンセントやスイッチが熱くなっていないか
- 照明がちらついたり消えたりしないか
- ブレーカーがよく落ちる、異音や焦げ臭いにおいがしないか
- コンセントや周辺の壁に焦げ跡や変色がないか
- 漏電遮断器(漏電ブレーカー)が正常に動作しているか(年1回のテストボタン操作がおすすめ)
小さな異常でも放置すると大きな事故や火災につながるおそれがあります。異常を感じたら、すぐに専門の電気工事業者へ点検・修理を依頼してください。
よくあるトラブル事例と、早期対応の重要性
- 突然ブレーカーが落ちて電気が使えなくなった
- 照明がつかない、スイッチやコンセントが壊れた
- 電気を使うと焦げ臭いにおいがする
- 漏電で家中の電気が止まった
どのケースも、放置や自己判断は大変危険です。特に漏電や焦げ臭い場合は、火災につながるリスクがあるので、すぐに電源を切り、速やかにプロへ相談しましょう。アフターサービスや緊急対応がしっかりしている業者を選ぶと、いざという時にも安心です。
まとめ:安全・安心な電気工事の第一歩は「信頼できるプロへの相談」から
電気工事は、見えない部分の安全性が私たちの暮らしを支えています。「専門知識がない」「費用が心配」「業者選びで迷う」――そんな不安を抱えている方こそ、資格あるプロによる丁寧な現場調査と明朗な見積もり、確実な施工が何より大切です。
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