初めてでも安心!内装解体工事の費用・業者選び・基礎知識を徹底解説
「内装解体工事を検討しているけれど、費用はどれくらいかかるの?」「信頼できる業者の選び方がわからない…」「工事中にトラブルや事故が起きないか心配」——そんな不安や疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、内装解体工事が初めての方でも安心して計画・依頼できるよう、費用相場や業者選びのポイント、工事の流れや安全対策、廃材処理の方法まで、実際に役立つ具体的な知識をやさしく解説します。
最後には、信頼できるプロに相談するメリットについてもご紹介。この記事を読めば、納得のいく内装解体工事が実現できるはずです。
内装解体工事とは?基礎知識と主な種類
まず、内装解体工事とはどのようなものかを確認しましょう。
内装解体とは、建物本体(構造体)を残したまま、内側の壁・床・天井・設備等を取り除く工事を指します。主にリフォームや店舗の原状回復、テナント退去時、用途変更時などに行われます。
「壊す」と聞くと大掛かりな工事を想像しがちですが、内装解体は建物自体を壊さず、必要箇所のみを撤去するため、比較的短期間で完了します。また、専門的な技術や安全管理が求められるため、プロの業者に依頼するのが一般的です。
内装解体工事の主な種類
- スケルトン工事:床・壁・天井・設備をすべて撤去してコンクリートや鉄骨状態に戻す工事。テナント退去時などに多い。
- 部分解体(原状回復工事):必要な箇所だけを撤去し、入居前の状態に戻す工事。オフィスや店舗での利用が多い。
- リフォーム前解体:住宅や店舗のリフォーム・リノベーションのために内装だけを解体する工事。
内装解体工事の費用相場と見積もりのポイント
「実際どれくらいの費用がかかるのだろう?」という疑問は多くの方が感じるところです。
内装解体費用は、工事内容・規模・立地条件・廃材の量・搬出経路などによって大きく異なります。正確な金額を知るためには現場調査が不可欠ですが、ここではおおよその相場と、見積もり時に注意すべきポイントを解説します。
内装解体工事の費用相場(目安)
- 住宅(マンション等): 1㎡あたり 8,000〜20,000円
- テナント・店舗: 1㎡あたり 10,000〜25,000円
- オフィス: 1㎡あたり 8,000〜18,000円
例えば、30㎡の店舗をスケルトン解体する場合の費用は、
おおよそ30㎡ × 13,000円(平均)= 約39万円 となります。
ただし、諸経費・廃材処分費・養生費・車両費・人件費などが加算されるため、最終的には見積もりで確認しましょう。
費用が高くなるケース・安くなるケース
- アスベスト等の有害物質がある場合(除去費用が高額)
- 搬出経路が狭い・エレベーター無しなど作業効率が悪い場合
- 夜間・休日作業が必要な場合(近隣配慮・コスト増)
- 廃材分別が厳しく求められる地域
- 一方で、面積が広くまとめて発注する場合は単価が下がる傾向
内訳が明確な見積もりをもらおう
見積書は「一式」だけでなく、解体工事費・養生費・運搬費・処分費・諸経費など、内訳が細かく明記されているか必ず確認しましょう。
不明瞭な見積もりは後々トラブルのもとになるため、納得できるまで質問することが大切です。
失敗しない内装解体業者の選び方7つのポイント
解体工事の成功・失敗の大部分は、業者選びにかかっています。
ここでは、初心者でも安心して任せられる業者を見極めるための7つのポイントをご紹介します。
1. 建設業許可・産業廃棄物収集運搬許可の有無を確認
内装解体工事には「解体工事業」「建設業」などの許可が必要です。また、廃棄物を適正に処理するための「産業廃棄物収集運搬業」の許可も必須。
許可の有無は、各都道府県の建設業許可検索サイトや、業者のホームページで確認できます。
2. 見積もりが明瞭・現地調査をしっかり行う
電話やメールでの簡易見積もりだけでなく、現地確認をきちんと行い、費用・内訳を丁寧に説明してくれる業者は信頼度が高いです。
「現場を見ずに見積もりを出す業者」は避けた方が無難です。
3. 実績・口コミ・施工事例をチェック
業者の実績や具体的な施工事例、利用者の口コミ・評価をネットで調べてみましょう。
施工事例が豊富で、口コミで「丁寧で親切」「追加請求がなかった」などポジティブな評価が多い会社が安心です。
4. 保険加入の有無(工事賠償責任保険など)
万が一の事故やトラブルの際、保険に加入していれば施主としてのリスクを軽減できます。
「保険に加入していますか?」と一言確認するだけでも、誠実な業者かどうか見極められます。
5. 廃材処理方法・マニフェストの取り扱い
解体後に出る廃材は、法律に従い適切に処理する義務があります。
「マニフェスト伝票(産業廃棄物管理票)」の発行や、信頼できる中間処理場との提携があるか、必ず確認しましょう。
6. 近隣対応・養生への配慮
解体工事は騒音や振動、粉塵などで近隣トラブルになることも。
工事前に挨拶まわりを行うか、建物や共用部への養生(保護シート設置等)をしっかり行ってくれる業者が安心です。
7. 契約書・覚書の内容をしっかり説明してくれる
工事内容や費用、追加費用発生時の取り決め、工期、支払い方法などを文書で明確にし、丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
「書類は特にありません」「口約束で大丈夫」という業者は避けましょう。
業者選びチェックリスト
- 建設業・収集運搬の許可番号を提示してもらったか
- 現地調査をしてもらい、納得できる見積内容か
- 過去の実績・口コミを確認したか
- 工事保険・賠償責任保険に加入しているか
- 廃材処理の方法やマニフェスト発行を説明してくれたか
- 近隣配慮・養生方法について説明してくれたか
- 契約書・覚書など、書面でやり取りできているか
内装解体工事の施工手順・流れをやさしく解説
具体的にどのような工程で内装解体工事が進むのか、流れを知っておくと安心です。ここでは代表的な手順を、初心者にもわかりやすくご紹介します。
1. 現地調査・ヒアリング
まず業者が現地調査を行い、解体する範囲や、残すべき設備・構造体の確認をします。
同時に、ご希望や不安な点をしっかりヒアリング。法令上の制限や近隣状況も調査します。
2. 見積もり・契約
現場状況を元に見積もりを作成し、内容に納得いただければ契約書を取り交わします。
解体範囲・工程表・費用・工期などもこの段階でしっかり確認しましょう。
3. 工事前準備・近隣挨拶・養生作業
工事開始前に、近隣へのご挨拶や、共用部・周辺への養生(シートやボードでの保護)を行います。
これにより、建物や住民・利用者への被害やトラブルを防ぎます。
4. 解体作業
工事担当者が、壁・天井・床材・設備・什器などを、建物本体を傷つけないよう慎重に撤去します。
騒音・粉塵対策や、残すべき部分の養生も徹底して進めます。
5. 廃材分別・搬出
撤去した廃材は、木材・金属・コンクリート・ビニール・ガラスなどに分別。
適切な運搬車両で搬出し、指定の処理場へ運びます。
6. 清掃・最終点検
解体後は現場をしっかり清掃し、傷や不具合がないか最終点検。
工事内容をご一緒に確認いただき、問題なければお引き渡しとなります。
7. マニフェストの発行・報告書提出
産業廃棄物の処理については、マニフェスト伝票(産業廃棄物管理票)を発行し、廃材が適正処理された証明を行います。
報告書や写真付きでご説明する業者なら、より安心です。
施工手順チェックリスト(依頼時に確認しよう)
- 現地調査・ヒアリングで疑問点や希望を伝えられたか
- 見積もり・契約書の内容に不明点がないか
- 近隣挨拶や養生方法を説明されたか
- 工事中の立ち会い・進捗報告の有無
- 解体後の清掃や最終点検まで含まれているか
- 廃材の処理方法・マニフェスト発行について説明されたか
解体工事の廃材処理方法と法的ルール
解体工事では大量の廃材が発生します。
これらの処理は法律で厳しく定められており、不適切な処分は依頼主である施主にも責任が及ぶ場合があります。
信頼できる業者では、廃材処理にも細心の注意を払っています。
主な廃材の種類
- 木くず:フローリング・建具・下地材など
- コンクリートがら:壁・床などのコンクリート部
- 金属くず:配管・設備・建具の金属部
- 石膏ボード:間仕切り壁・天井など
- ガラス・ビニール・プラスチック:窓・設備・内装材
- その他産業廃棄物:断熱材・アスベスト含有物など
正しい廃材処理のポイント
- 現場で分別解体を行い、種類ごとに専用の施設へ運搬
- 処理業者への運搬時は産業廃棄物管理票(マニフェスト)を発行し、最終処分まで管理
- リサイクル可能な資源は適正に再利用
- アスベスト等有害物質は専門業者が法令に従い安全処理
- 不法投棄を絶対にしない・させない
「廃材の処理方法はどうなっていますか?」「マニフェストは発行されますか?」と確認すると、誠実な業者はきちんと説明してくれます。
内装解体工事における安全対策とトラブル防止策
解体工事は安全管理が最重要です。作業員の安全はもちろん、建物・近隣・通行人に対して細やかな配慮が必要です。
基本の安全対策
- 作業員のヘルメット・防護服・マスク着用
- 工具・機械の定期点検と安全教育の徹底
- 解体箇所への立ち入り禁止措置・養生の徹底
- 火気厳禁・電気設備の事前確認
- アスベスト含有建材の有無調査と安全除去
- 粉塵・騒音・振動対策(シート・吸音材・防音パネル設置 等)
近隣トラブル防止のために
- 工事前のご挨拶・作業時間や日程の説明
- 共用部やエレベーターの養生・利用調整
- 騒音・振動・粉塵の発生時間や量を最小限にする工夫
- 緊急時の連絡先提示と迅速対応
安全対策・トラブル防止への意識が高い業者は、事前の説明や配慮も丁寧です。「どんな安全対策をしていますか?」と質問してみましょう。
初心者が内装解体工事で失敗しないための注意点
初めての内装解体工事で失敗しやすいポイントと、その防止策をまとめました。
- 見積もり金額だけで業者を選ばない:安さだけで選ぶと、追加請求や手抜き工事のリスクが高まります。
- 契約内容は必ず書面で交わす:工事範囲・費用・工期・追加費用発生時の対応を明確にし、口約束は避けましょう。
- 解体範囲・残すべき設備を明確に伝える:「壊してはいけない部分」が曖昧だと、トラブルや余計な費用発生につながります。
- 廃材処理や安全対策も重視する:依頼主も法的責任を問われる場合があるため、適正処理・安全対策の説明を受けましょう。
- 工事中の進捗報告・現場確認を依頼する:「任せきり」ではなく、不明点は都度確認し、現場写真などの報告を頼みましょう。
トラブル防止に役立つ質問例
- 「追加費用が発生するケースはどのような場合ですか?」
- 「工事中に現場を見学したいのですが可能ですか?」
- 「工事保険には必ず加入していますか?」
- 「近隣への説明や配慮はどのように行っていますか?」
- 「廃材処分はどこで行い、証明はもらえますか?」
まとめ:内装解体工事は信頼できるプロへの相談が安心です
内装解体工事は、事前の計画や業者選び、費用・安全・廃材処理など、知っておきたいポイントが多い工事です。
初めての方は不安や疑問も多いと思いますが、この記事でご紹介した基礎知識や注意点を押さえることで、トラブルを防ぎ、満足のいく結果につなげられます。
大切なのは、「安さ」だけでなく「信頼性」「安心対応」「法令遵守」を重視した業者選びです。
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