はじめてのユニットバス交換ガイド|費用相場・選び方・見積りのポイントまで安心解説
「ユニットバスを交換したいけど、費用がどのくらいかかるの?」「見積りで損したくない」「リフォーム業者の選び方が分からない…」そんな不安や疑問をお持ちではありませんか?
リフォーム初心者の方でも、この記事を読めばユニットバス交換の費用相場や内訳、見積りで失敗しないチェックポイント、業者選びのコツまでしっかり理解できます。
安心してリフォーム計画を進めるための具体的な情報と、よくある落とし穴・注意点も丁寧にご紹介します。
ユニットバス交換とは?基礎知識をやさしく解説
ユニットバスとは何か?その特徴とメリット
ユニットバスとは、浴槽・床・壁・天井などをあらかじめ工場で成型し、一体化して現場に搬入・施工する浴室のことです。
一般的には「浴槽・洗い場・壁・天井・ドア」がセットになっています。従来の在来工法(タイル張りやモルタル造り)と比べて、短期間で工事でき、防水性や清掃性が高いのが特徴です。
- 施工期間が短い(通常2〜4日程度)
- カビ・水漏れが発生しにくい
- 断熱性・防音性が高い
- 掃除がラクで、汚れが付きにくい
築年数の古いマンションや戸建てで、経年劣化や使い勝手の向上を目的にユニットバス交換を検討する方が増えています。
なぜユニットバスを交換するの?主な理由とタイミング
ユニットバスの交換には様々な理由があります。代表的なのは下記のようなケースです。
- 経年劣化による水漏れやカビ、腐食が心配
- 浴室が寒い・滑りやすい・狭いなど、使い勝手を良くしたい
- 転倒防止やバリアフリーにしたい
- 浴槽のひび割れ、ドアの故障、排水の不具合などのトラブル
ユニットバスの寿命は通常15〜25年程度と言われていますが、不具合やライフスタイルの変化に合わせて早めにリフォームする方も多いです。
ユニットバス交換費用の相場を徹底解説
ユニットバス交換費用の全国相場
ユニットバス交換の費用相場は、浴室の広さやグレード、オプション、現場の状況で大きく変動します。
2024年現在、一般的なマンション・戸建てでの「ユニットバス交換費用」の全国的な相場は下記の通りです(標準的な1216サイズの場合)。
- ローグレード(最低限の機能):50万円〜70万円
- ミドルグレード(人気の標準仕様):70万円〜100万円
- ハイグレード(最新機能・高級仕様):100万円〜150万円以上
この金額は「ユニットバス本体+工事費用+諸経費」の総額です。実際の見積りでは、上記に加えて、オプションや現場状況による追加費用が発生するケースもあります。
戸建てとマンションで費用は違う?
ユニットバスの交換費用は、戸建住宅とマンションで異なることがよくあります。
- 戸建て…既存の浴室サイズに合わせて新しいユニットバスを設置しやすいが、配管や土台の補修が必要な場合も
- マンション…搬入経路や防音・防水対策、管理規約などの条件で、追加費用がかかることも
マンションの場合、管理組合への事前申請や工事日程の調整も必要になるため、見積り内容をしっかり確認しましょう。
費用が安くなる場合・高くなる場合のパターン
ユニットバス交換費用が安くなる・高くなるパターンを知っておくと、予算計画が立てやすくなります。
- 安くなる例:同じメーカー・サイズで交換、配管や下地の補修が不要、オプションを付けない
- 高くなる例:サイズ変更、段差解消・バリアフリー化、浴室乾燥機・断熱パネルなどのオプション追加、配管・土台の劣化修理
安易に「最安値」に飛びつくと、必要な工事が抜けていたり、後から追加費用が発生することもあるので注意が必要です。
ユニットバス交換費用の内訳を分かりやすく解説
費用の主な内訳とチェックポイント
見積りを取ったときに「総額」だけでなく、「どんな項目にいくらかかっているか」を知っておくことが大切です。代表的なユニットバス交換費用の内訳は次のとおりです。
- ユニットバス本体価格(メーカーやシリーズ、サイズで変動)
- 既存浴室の解体・撤去費用
- 新規ユニットバスの搬入・組立費用
- 給排水・電気工事費用(配管の移設や交換が必要な場合)
- 内装仕上げ費用(壁や床の補修、ドア周りなど)
- 諸経費(養生・廃材処理、現場管理費 など)
これらの項目が見積書に全て記載されているか、あとで「追加工事費」が発生しないかをよく確認しましょう。
本体価格の違いはどこで決まる?
ユニットバス本体価格は、次のポイントで大きく異なります。
- メーカー(LIXIL、TOTO、Panasonic、クリナップなど)
- シリーズやグレード(機能・デザイン・素材の違い)
- 浴室のサイズ(戸建て用・マンション用で違いあり)
- オプション装備(浴室暖房乾燥機、手すり、ミストサウナ、照明など)
たとえば、同じ「1216サイズ」でも、標準仕様なら40万〜50万円、豪華オプション付なら80万〜100万円以上になることも。必要な機能を絞り込むことで無駄なコストを抑えられます。
工事費用の落とし穴に注意
本体価格だけでなく、工事費用の「項目抜け」や「追加料金」に注意が必要です。以下のポイントを見落とさないようチェックしましょう。
- 解体・撤去費用が別途になっていないか
- 搬入経路が狭い・階段作業などで追加料金がかからないか
- 給排水や配線工事に特別な作業が必要か
- 土台や壁の腐食・カビなど、現場で追加補修が発生しないか
事前の現場調査で、追加工事やオプションを明確にしてもらい、「総額いくらでできるのか」を必ず確認しましょう。
ユニットバスリフォーム費用を抑えるコツと注意点
費用を抑えるための具体的なポイント
ユニットバス交換費用を少しでも安くしたい方は、次の点に注目してください。
- 複数のリフォーム会社から相見積りを取る(2〜3社以上が理想)
- 必要な機能・オプションをよく見直す
- 既存の配管・下地を活かし「同じサイズ・メーカーで交換」できるか相談する
- キャンペーンや特価セールを活用する
- 浴室のみのリフォームか、水回り全体の同時リフォームで割引があるか確認する
特に「複数社の交換費用見積り」を比較することで、価格や工事内容に納得した上で進められます。
見積りチェックリスト:ここを必ず確認!
- 見積書に「ユニットバス本体・工事費・諸経費」がそれぞれ明記されているか
- オプションや追加工事の有無と金額が明確か
- 保証やアフターサービスの内容は?(工事保証・メーカー保証)
- 工事期間・工事中の注意点(騒音・水道停止・養生など)の説明があるか
- 支払い条件やキャンセル規定が明記されているか
不明点や不安がある場合は、必ず業者に「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を質問してクリアにしましょう。
費用だけで選んで大丈夫?失敗例と注意点
「安いから」「家から近いから」だけで業者を選ぶと、トラブルや失敗のリスクが高まります。よくある失敗例は次の通りです。
- 追加費用が次々発生し、最終的に高額になった
- 説明と実際の工事内容が異なった
- 工事中にトラブルがあったが、対応が遅かった
- 工事後すぐに不具合が出たが、保証がなかった
価格だけでなく、「信頼性」「施工実績」「保証内容」など総合的に判断することが大切です。
ユニットバス交換でよくあるQ&A|素朴な疑問を解決
Q: ユニットバス交換にかかる工事期間はどれくらい?
A: 通常、2〜4日程度が目安です。既存ユニットバスの解体・撤去から新しいユニットバスの組立まで、現場の状況によって変動しますが、1週間以上かかるケースは稀です(大きなサイズ変更や補修が多い場合は除く)。
Q: 家に住みながら工事はできますか?
A: はい、ほとんどの場合は住みながら工事可能です。ただし工事中は浴室が使えませんので、3〜4日間は入浴できない期間が生じます。事前に近隣の銭湯や親戚宅を利用する準備をしておくと安心です。
Q: ユニットバス交換の見積りは無料?
A: 多くのリフォーム会社では「現地調査・見積り無料」です。ただし、遠方や特殊なケースでは出張費がかかる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
Q: 補助金や助成金は使える?
A: バリアフリー改修や省エネリフォームなど、条件によって市区町村や国から補助金・助成金が利用できるケースがあります。
例:介護保険の住宅改修助成、こどもエコすまい支援事業、各自治体の省エネ住宅改修補助金など。
リフォーム会社と相談し、該当する制度があるか必ずチェックしましょう。
ユニットバス交換業者の選び方と依頼の流れ
失敗しない業者選びのポイント
ユニットバス交換は「どの業者に依頼するか」で満足度が大きく変わります。選び方のチェックリストを参考にしましょう。
- 実績・施工事例が豊富で、口コミ評価が高いか
- 現地調査を丁寧に行い、分かりやすい説明があるか
- 見積り内容が細かく明記され、不明点に親切に答えてくれるか
- 保証・アフターサービスがしっかりしているか
- 自社職人による施工か、下請け任せでないか
気になる業者があったら、複数に見積りを取り、比較・検討するのが安心です。
ユニットバス交換・リフォームの一般的な流れ
- ネットや口コミで業者をリサーチ
- 現地調査(無料が一般的)を依頼
- 具体的な見積書を出してもらう
- 内容・金額を比較検討し、納得したら契約
- 工事日程を調整し、着工
- 工事完了後、最終確認・引き渡し
- 保証書やアフターサービスの案内を受け取る
納得いくまで質問・相談し、不安を解消してから契約に進みましょう。
【チェックリスト】理想のユニットバス交換を叶えるために
- 現地調査で「現状の問題点」や「希望」をしっかり伝えたか?
- 複数社から見積りをとり、「総額」「内訳」をじっくり比較したか?
- 必要なオプション・不要な機能を整理したか?
- 工事日程や工事中に注意すべき点を確認したか?
- 保証やアフターサービスの内容もチェックしたか?
このチェックリストを活用して、後悔のないユニットバスリフォームを実現しましょう。
まとめ|安心してユニットバス交換に踏み出すために
ユニットバス交換は決して安くない買い物だからこそ、費用相場や見積りの内訳、業者選びのポイントをしっかり理解し、納得のいくリフォームを進めたいものです。
この記事を最後までお読みいただいたあなたなら、もう「何を確認すれば良いか」「どんな点に注意すべきか」が分かり、不安もかなり軽くなったはずです。
一歩踏み出して、理想の浴室を実現しましょう。
ユニットバス交換・リフォームで迷ったときは、まずは弊社MIRIXにご相談ください。
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安心して理想の浴室リフォームをかなえたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。