新築戸建てのコンセント増設にかかる費用と、後悔しないための設計ポイントをやさしく解説
「新築戸建てを建てたけれど、住み始めてからコンセントの数や位置で不便を感じている」「追加でコンセントを増やしたいけれど、費用や工事方法がよくわからず不安」――このような悩みをお持ちの方はとても多いです。せっかくのマイホームですから、快適な暮らしを妨げる後悔はできれば避けたいですよね。
この記事では、新築戸建てでのコンセント増設費用や相場、新築時・後付けでの注意点、さらに失敗しないための設計・工事のポイントまで、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。DIYでの増設を検討している方のための注意点やチェックリストもご用意。安心して理想の住まいを実現するためのヒントが満載です。
新築戸建てでコンセント増設を考えるタイミングとよくある後悔例
コンセントの増設を考えるきっかけ
新築戸建ての購入時、多くの方は間取りやインテリアに気を取られがちです。しかし、実際に生活を始めると「ここにコンセントがあればよかった」「数が足りない」と感じる場面が思いのほか多くあります。特に以下のような理由で増設を検討される方が多い傾向です。
- 家具の配置を変えたらコンセントが隠れて使えなくなった
- 家電製品が増えたことでタコ足配線が増え安全面が心配
- リビングやダイニングに充電用コンセントが不足している
- ガレージやベランダ、玄関周りにコンセントがなくて不便
- 子ども部屋や書斎用に追加したい
新築戸建てで「やっておけばよかった」と後悔しやすいポイント
新築時にコンセント計画を十分に練らなかったために、後悔している人は少なくありません。具体的な後悔例をいくつかご紹介します。
- 家電の配置に合わせたコンセントが足りず、延長コードだらけに
- 掃除機の充電スペースがなく、毎回コンセントの抜き差しが必要
- キッチン家電(電子レンジ・炊飯器・ケトル等)用のコンセントが不足
- リビングやダイニングでスマホやタブレットの充電場所がなく不便
- 外構(庭・駐車場)やベランダでの電源確保を忘れていた
- 寝室や洗面所でコンセントの位置が使いにくい
これらはほとんどの家庭で起こりがちなミスです。暮らしにあったコンセント設計をしておくことで、こうした不便や失敗を回避できます。
新築戸建てのコンセント増設費用と相場を徹底解説
コンセント増設費用の目安
新築戸建てのコンセント増設費用は、工事の内容や場所、既存配線の有無によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。
- 1箇所あたりの増設(一般的な屋内・壁付け):8,000円~15,000円
- 2箇所以上まとめて工事する場合:1箇所あたり5,000円~12,000円程度
- 屋外や特殊な場所(防水、床下、天井裏など):10,000円~25,000円
- 専用回路(エアコン・IH用等)追加:15,000円~40,000円
電気工事費用は部材代(コンセント本体・プレート・配線ケーブル等)と作業代、場合によっては出張費や諸経費が含まれます。なお、東京23区や都市部ではやや高めの傾向があります。
新築時に追加する場合と、引渡し後に増設する場合の費用比較
- 新築時の追加:配線工事が容易なため、1箇所につき1,000円~5,000円程度で済む場合も多く、割安です。
- 引渡し後(リフォーム扱い):壁や天井の開口・復旧作業が必要になるため、1箇所につき8,000円~15,000円と高くなりがちです。
新築追加コンセントコストは「今」増設するのか、「後から」なのかで大きく変わるため、計画段階でしっかり検討するのが重要です。
コンセント増設費用の内訳と見積もりのポイント
見積もり時に確認したい主な項目は次の通りです。
- コンセント部材代(1個あたり数百円~1,500円程度)
- 配線工事費(作業内容や距離で数千円~)
- 壁・床・天井開口や復旧作業(必要な場合はプラス数千円~)
- 諸経費・出張費
見積もり時は「何にいくらかかるのか」を具体的に説明してもらうことが大切です。不明点は遠慮なく質問しましょう。
新築戸建てで失敗しないコンセント設計のコツ
理想の設計のための3つの基本ポイント
コンセントの設計で失敗しないために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 1. 将来の家電や家族構成の変化も見据える
- 子どもの成長や家電の買い替え、ライフスタイルの変化を予測
- 2. 家具や家電の配置を具体的にイメージしておく
- 図面上で家具の位置・サイズ・家電の配置を仮決めすると有効
- 3. 用途ごとに必要なコンセント数、位置、高さを検討する
- 掃除機用・充電用・調理家電用など、使用目的に応じて設置場所を検討
部屋別・用途別のおすすめコンセント配置例
- リビング・ダイニング
- テレビまわり(テレビ・ゲーム機・Wi-Fi・録画機器等)に複数口
- ソファ横やダイニングテーブル周辺にスマホ充電用
- 掃除機用に部屋の対角線上にも設置(延長コード不要に)
- キッチン
- 調理台まわり(電子レンジ・炊飯器・ケトル・トースター・ハンドミキサー等)に余裕を持った数
- 冷蔵庫専用回路
- キッチンカウンターやパントリーにも充電/家電用を配置
- 玄関・廊下・階段
- 玄関は防犯カメラ・宅配ボックス・掃除機用に
- 廊下や階段には掃除・照明・季節家電用を検討
- 洗面・脱衣所・トイレ
- 洗面台(ドライヤー・シェーバー・電動歯ブラシ等)用に2口以上
- 洗濯機専用回路
- トイレは温水洗浄便座用
- 寝室・子ども部屋・書斎
- ベッドサイドにスマホ充電用
- デスクまわりにPCやプリンタ用
- 子ども部屋は成長に合わせて増設できる余裕を
- 外構(庭・ガレージ・ベランダ)
- 防水コンセント(高圧洗浄機・電動工具・イルミネーション等)
- EV車の充電、電気自転車用も検討
コンセント設計の注意点(チェックリスト付き)
下記のチェックリストを活用して、設計時のミスや後悔を防ぎましょう。
- 必要な場所すべてにコンセントを配置したか?
- タコ足配線にならないよう口数は足りているか?
- 家電の消費電力に応じて回路数を分けているか?
- 将来の生活・家電の増加に備えて余裕を持っているか?
- 家具の配置を妨げない位置・高さになっているか?
- 屋外・ガレージ・ベランダ用は防水仕様か?
- 各部屋の掃除機用・充電用のコンセントは足りているか?
新築でのコンセント増設はDIYできる?費用や注意点を解説
DIYでのコンセント増設費用は安い?
「コンセントの増設ぐらいなら自分でできるかも?」と考える方もいらっしゃるでしょう。DIYコンセント増設費用は、主に材料代のみで済むため、業者に依頼するより安くなるのは事実です。主な材料費の目安は以下の通りです。
- コンセント本体・プレート:数百円~1,500円
- 配線ケーブル(VVFなど):数百円~2,000円(長さによる)
- 必要工具(ドライバー、ペンチ、テスターなど):数千円(使い回し可)
合計で2,000円~5,000円程度/1箇所で済む場合が多いです。ただし、材料費が安い分法律上の制限や安全性への配慮が必須です。
DIYでコンセント増設する際の注意点
- 電気工事士の資格が必要
- 日本の法律では、家庭用コンセント増設は第二種電気工事士以上の資格保有者しか作業できません。無資格での工事は違法かつ火災・感電など重大な事故につながるリスクがあります。
- 壁内配線・分電盤作業は専門知識必須
- 配線の間違いはショート・火災・家電故障のもと。知識が不十分な場合は絶対に自己判断で工事しないでください。
- 工事後の点検・保証が効かない
- 施工ミスによる事故時、自宅の火災保険が無効となるケースも。業者依頼の場合は保証対象ですが、DIYだと自己責任です。
- 将来のトラブル時に住宅メーカー保証が切れる可能性
DIYでの増設をおすすめしないケース
- 電気工事士資格がない場合
- 壁内配線の知識・経験がない場合
- 将来の安全や家族の安心を優先したい場合
- 住宅メーカーの保証を維持したい場合
安心して依頼するための業者選び・相場チェックのポイント
信頼できる電気工事業者の選び方
新築戸建てのコンセント増設を業者に依頼する場合は、次のポイントを確認しましょう。
- 電気工事業の許可・資格保有を確認
- 実績や口コミ、施工事例をチェック
- 見積もりが明瞭で、工事内容を丁寧に説明してくれる
- アフターサービスや工事保証がある
- 住宅メーカー・工務店との連携経験があると安心
コンセント増設相場の調べ方
- 複数の業者から見積もりを取り、1箇所あたりの費用・内訳を比較する
- 工事の規模(1~2箇所か、5箇所以上か)によって1箇所単価が変動する
- 新築時の追加か、引渡し後のリフォームかで費用が異なる
- 下請け業者の場合は中間マージンが上乗せされていないかもチェック
おすすめ業者・ランキング
- MIRIX(ミリックス)
- 対応エリア:東京都23区
- 得意分野/特徴:新築・既存戸建てのコンセント増設や電気工事全般に精通。丁寧な現地調査とわかりやすい見積もり、柔軟な提案力に定評あり。アフターサービスも充実。
- 株式会社関電工
- 対応エリア:東京都23区ほか関東エリア
- 得意分野/特徴:大手電気工事業者で実績多数。一般住宅の配線・増設工事から大規模案件まで幅広く対応。
- 株式会社ミライト・ワン(旧ミライト)
- 対応エリア:東京都23区ほか全国主要都市
- 得意分野/特徴:通信・電気の総合工事会社。戸建て住宅のコンセント・照明増設も丁寧に対応。
まとめ:納得の新築コンセント計画で快適な暮らしを手に入れよう
新築戸建てのコンセント増設は、計画時にしっかりと将来の生活まで見据えて検討することが、暮らしの快適さを大きく左右します。増設費用や相場、失敗しない設計ポイントを知っておくことで、数年後に「ここにコンセントがあれば…」と後悔するリスクを防げます。
DIYでの増設には法律や安全面でのハードルがあり、資格のない方は必ず専門の電気工事業者に依頼しましょう。業者選びでは、見積もりの明瞭さや保証内容も確認してください。
理想の住まいづくりには、細かなコンセント計画も欠かせません。
「どのくらい費用がかかるの?」「この位置で大丈夫?」といったご不安も、弊社MIRIXにご相談いただければ、豊富な実績と親身な対応であなたの理想を叶えるお手伝いをいたします。
納得のいく新築コンセント設計で、快適なマイホームライフをスタートさせましょう!