浴室リフォームで後悔しない！現地調査で見極める水栓選びのポイントと、補助金を活用した賢いリフォーム手順
「浴室のリフォームを考えているけれど、どんな水栓を選べばいいかわからない」「現地調査って何を見ればいいの？」「費用や補助金のことも色々不安…」そんなお悩みをお持ちではありませんか。
浴室リフォームは毎日使う場所だからこそ、失敗したくないものです。しかし、専門用語や選ぶべきポイントがわからず、不安を感じている方も多いはずです。
この記事では、初心者の方でも失敗しない「現地調査での水栓選びのコツ」と、リフォーム補助金を賢く使いながら理想の浴室を実現するための実践的な手順を、やさしく丁寧に解説します。
読み終えたあとには、ご自身で安心してリフォームを計画・実行できるよう、具体的なアドバイスやおすすめの節水水栓、補助金申請の注意点までしっかりご案内します。
1. 浴室リフォームで「現地調査」が大切な理由
現地調査って何をするの？
浴室リフォームの現地調査とは、業者が実際にご自宅の浴室を訪れて、現状の寸法や構造、設備の状態、配管や給排水の位置などを細かくチェックする工程です。
この調査がしっかりと行われることで、後から「サイズが合わなかった」「取り付けられない設備を選んでしまった」などのトラブルを防ぐことができます。
現地調査でチェックするべきポイント
- 浴室の広さ・天井高・出入口の寸法
- 既存の水栓やシャワーの種類・取り付け位置
- 配管（給水・給湯・排水）の位置や太さ
- 換気扇や電気設備の位置・状態
- 浴槽の形状・サイズ・素材
- タイルや床、壁の劣化・防水処理の状態
これらを事前にしっかり確認することで、希望する浴室設備や水栓が設置可能かどうか判断できます。
また、後で追加工事が発生するリスクも減らすことができます。
現地調査で失敗しやすい落とし穴と注意点
- 図面だけで判断し、実際の寸法や状態を見落とす
- 配管の老朽化や劣化を見逃す
- リフォーム後の使い勝手（動線や段差など）を考慮しない
- 家族構成や将来の介護などライフスタイルの変化を考えない
リフォーム業者任せにせず、ご自身でも「どこをどう変えたいのか」「今の不便な点はどこか」を具体的にメモしておくと、より希望に沿ったリフォームが実現しやすくなります。
2. 失敗しない水栓選びの基本
水栓にはどんな種類がある？
浴室水栓には主に次のような種類があります。
- 壁付けタイプ：壁に直接取り付ける一般的な水栓。浴室リフォームではこのタイプが多いです。
- 台付けタイプ：浴槽の縁や洗い場の台に設置する水栓。カウンターがある場合に多く使われます。
- サーモスタット混合水栓：あらかじめ温度を設定し、一定の温度のお湯が出る便利な水栓。火傷や冷たいお湯になる心配が減ります。
- ワンホール・ツーホール型：設置穴の数に応じて選ぶ必要があります。現地調査で既存穴のサイズと数をチェックしましょう。
水栓の種類ごとに設置条件や適合サイズが異なるため、現地調査で必ず確認が必要です。
水栓選びで意識したいポイント
- 節水・省エネ性能：最新の節水水栓は従来比で3～4割の水道代節約も可能です。
- メンテナンス性：掃除がしやすい形状か、部品交換が容易かを確認しましょう。
- 操作性：レバーひとつで操作できるか、高齢者やお子様も使いやすいかをチェック。
- 耐久性・メーカー保証：信頼できるメーカー製品を選びましょう。
- デザイン性：空間に合う色や形、統一感も意外と大切です。
現地調査で水栓交換が難しいケースも
以下の場合、標準的な水栓への交換が難しいこともあります。
- 浴室内の配管位置が特殊で、一般的な水栓が対応できない
- タイルや壁を大きく開口する必要がある
- ユニットバスの特定メーカー専用水栓で、汎用品が使えない
現地調査時に「どんな水栓なら設置可能か」「追加工事が必要か」を必ず確認しておきましょう。
3. 水栓交換と浴室リフォームの費用相場
水栓交換の費用目安
水栓自体の価格はもちろん、交換工事費も含めて予算を立てることが大切です。以下は一般的な費用感です。
- シンプルな混合水栓（壁付け型）：本体8,000～20,000円、工事費8,000～15,000円
- サーモスタット混合水栓：本体15,000～35,000円、工事費10,000～20,000円
- 高機能節水型水栓・ブランド品：本体30,000～80,000円、工事費15,000～30,000円
工事費は、既存配管の状況や取り付け環境によって変動します。古い配管の補修や、特殊な取り付けの場合は追加費用がかかることもあります。
浴室全体のリフォーム費用相場
- ユニットバス交換（標準サイズ）：80万～120万円
- 在来浴室のリフォーム（壁・床・天井含む）：100万～200万円
- 浴槽のみ入替・部分改修：20万～50万円
- バリアフリー・手すり設置などの追加工事：5万～30万円
ご希望や浴室の広さ、選ぶ設備によって費用は大きく変わります。見積もりを複数取って比較しましょう。
4. リフォーム補助金を上手に活用しよう
どんな補助金が使えるの？
浴室リフォームの費用負担を軽減するために、国や自治体の「リフォーム補助金」を活用するのもおすすめです。
主な支援制度には、以下のようなものがあります。
- 住宅省エネ2024キャンペーン（国交省など連携）
高断熱浴槽や節湯水栓、バリアフリー対応など省エネ・環境配慮型リフォームに補助が出ます。 - 自治体独自のリフォーム補助金・助成金
多くの市区町村で、浴室改修やバリアフリー化、節水機器の導入に対する支援があります。 - 介護保険住宅改修費
要介護・要支援認定を受けた方は、手すり設置や段差解消などの改修費用の一部が支給されます。
補助金申請の流れと注意点
- 工事着工前に申請手続きが必要な場合がほとんどです。見積もり・書類準備を早めに。
- 補助対象となる工事内容や設備（例：指定の節湯水栓など）が決められています。必ず事前に要件を確認。
- 施工業者が登録業者であること、書類作成に協力してもらえるかも確認しましょう。
- 補助金は予算枠が埋まると終了するため、タイミングが大切です。
浴室改修支援のチェックリスト
- ご自宅やご家族が補助対象に該当するか確認したか
- 工事業者が補助金申請に対応しているか確認したか
- 申請に必要な見積書・図面・写真などがそろっているか
- 自治体の締切や審査日程を確認したか
「うっかり申請を忘れてしまった」「必要な手続きを後回しにしてしまった」というトラブルを防ぐため、契約前にしっかり確認しましょう。
5. 省エネ・節水！おすすめの浴室用節水水栓
節水水栓を選ぶメリット
- 水道光熱費の節約（年間1万円以上の削減も可能）
- 環境負荷の軽減（無駄な水やエネルギーをカット）
- 最新水栓は清掃性・使いやすさも向上
- 補助金の対象になる場合がある
特にお風呂は家庭の中でも水の使用量が多い場所。節水機能付き水栓にすることで、毎日の生活がぐっと快適になります。
浴室で人気の節水水栓3選（2024年時点）
- TOTO GGシリーズ（節湯C1/S1対応）
節水率37%を実現しながら、しっかりとした水圧で快適。サーモスタットやワンタッチ止水も好評。 - LIXIL エコアクアシャワーSPA
空気混合でやわらかい水流を実現。節水と快適さのバランスに優れ、掃除のしやすさも◎。 - KVK KF800シリーズ
コストパフォーマンス良好で設置しやすい。省エネ表示も明確で初心者に人気。
これらは補助金の対象になることも多いので、選ぶ際は「節湯C1/S1基準」「省エネラベル」があるか確認しましょう。
節水水栓選びの注意点
- 既存の配管や浴室設備に取り付け可能か（現地調査で要確認）
- 家族の人数や使い方に合った水量調整ができるか
- 操作性やお掃除のしやすさもチェック
6. 浴室改修支援（バリアフリー・高齢者対応）のポイント
バリアフリー浴室へのリフォーム
高齢のご家族や将来の介護を考えた場合、浴室のバリアフリー化も大切です。以下のような改修が効果的です。
- 出入口の段差解消・引き戸への変更
- 滑りにくい床材への変更
- 手すりの設置（浴槽周り・出入口・洗い場）
- 浴槽のまたぎ高さを低くする
- 洗い場や浴槽内に腰掛けスペースを設ける
これらの工事は介護保険や自治体のバリアフリー補助金の対象になることも多いです。ご家族の安全と快適さのために、現地調査時に詳しく相談しましょう。
浴室改修支援の流れ
- ご家族の困りごとや将来の希望をリストアップ
- 現地調査で現状と課題を把握
- 複数のリフォーム案・見積もりを比較
- 補助金申請に必要な手続きを早めに進める
- 信頼できる業者に工事を依頼する
7. 浴室リフォーム計画の進め方（実践チェックリスト付き）
リフォーム計画の基本ステップ
- 現状の浴室で感じている不便・不満を具体的に洗い出す
- 希望するリフォーム内容（節水やバリアフリー、デザイン等）を優先順位で整理する
- 信頼できる業者に現地調査を依頼する
- 調査時はご家族全員の意見を共有し、しっかり質問する
- 見積もりは複数社から取り、内容を比較する
- リフォーム補助金が使えるか確認し、必要なら申請手続きを進める
- 契約前にわからないことや不安点をすべて解消しておく
現地調査時のチェックリスト
- 浴室の寸法・出入口・天井高を計測できているか
- 配管や電気設備の状態を確認したか
- 希望する水栓や設備が設置可能か説明を受けたか
- 追加費用がかかる場合、その内容を説明されたか
- 補助金や助成金の相談ができたか
工事前に確認しておきたいこと
- 工事のスケジュール（何日使えないか）
- 養生・清掃・廃材処分などの対応
- 工事後のメンテナンス体制と保証内容
まとめ｜安心して理想の浴室リフォームを実現するために
浴室リフォームは、毎日の暮らしをより快適にする大切な工事です。
「水栓選びを間違えたらどうしよう」「費用や補助金の申請は難しそう…」と不安になることもあるかもしれませんが、ポイントを押さえて進めれば、きっと理想の空間が実現できます。
現地調査でしっかり確認し、ご家族の希望を業者に伝え、必要な補助金や支援を賢く活用してください。
わからないことや不安な点があれば、何でもお気軽にご相談ください。
弊社MIRIXでは、浴室リフォームの現地調査から水栓交換、補助金申請のサポートまで、トータルでお手伝いしています。
「正しい知識と豊富な経験を持つスタッフが、あなたの理想の浴室づくりを全力でサポートします。」
まずはお気軽にご相談・ご依頼ください。安心して、そして納得のいく浴室リフォームを一緒に実現しましょう！
